# demo-scenario > デモのストーリーとシナリオを設計する。ハッカソンのデモ発表を準備するとき、製品の価値を体験として伝えたいとき、「何をどの順番で見せるか」を決めたいときに使用。 - Author: sean-sunagaku - Repository: sean-sunagaku/ideation-agent-toolkit - Version: 20260127111951 - Stars: 1 - Forks: 0 - Last Updated: 2026-02-07 - Source: https://github.com/sean-sunagaku/ideation-agent-toolkit - Web: https://mule.run/skillshub/@@sean-sunagaku/ideation-agent-toolkit~demo-scenario:20260127111951 --- --- name: demo-scenario description: デモのストーリーとシナリオを設計する。ハッカソンのデモ発表を準備するとき、製品の価値を体験として伝えたいとき、「何をどの順番で見せるか」を決めたいときに使用。 --- # Demo Scenario(デモシナリオ設計) 製品の価値を最大限に伝えるデモのストーリーとシナリオを設計するフレームワーク。 ## デモの原則 1. **機能ではなく価値を見せる** - 「〇〇ボタンがあります」ではなく「〇〇ができます」 2. **ストーリーで語る** - ユーザーの体験として見せる 3. **Before→Afterを明確に** - 変化を実感させる 4. **シンプルに** - 1つのデモで1つのメッセージ ## デモ構成の基本 | フェーズ | 内容 | 時間目安 | |---------|------|---------| | セットアップ | 状況説明(誰が、どんな場面で) | 10秒 | | Before | 現状の問題を見せる | 15秒 | | Magic Moment | プロダクトの核心機能 | 30秒 | | After | 問題が解決された状態 | 15秒 | | Wow | 追加の驚き(あれば) | 15秒 | ## 実行フォーマット ``` 【プロダクト名】 [名前] 【デモの目的】 [このデモで伝えたい1つのメッセージ] 【ペルソナ】 - 名前: [架空の名前] - 状況: [どんな場面か] - 課題: [何に困っているか] 【デモシナリオ】 ■ セットアップ(10秒) ナレーション: "[状況説明]" 画面: [何を見せるか] ■ Before(15秒) ナレーション: "[現状の問題]" 画面: [問題が起きている状態] ポイント: [何を感じてほしいか] ■ Magic Moment(30秒) ナレーション: "[プロダクトの紹介と操作]" 画面: [核心機能の動作] 操作: 1. [操作1] 2. [操作2] 3. [操作3] ポイント: [ここが「すごい」と思わせる瞬間] ■ After(15秒) ナレーション: "[解決後の状態]" 画面: [問題が解決された状態] ポイント: [Before との対比を強調] ■ Wow(15秒)※オプション ナレーション: "[追加の驚き]" 画面: [予想外の機能や価値] 【フォールバックプラン】 もし[想定トラブル]が起きたら → [対処法] 【必要な準備】 - [ ] [準備項目1] - [ ] [準備項目2] ``` ## 例 ``` 【プロダクト名】 RangeMe 【デモの目的】 「あなた専用の航続距離予測」が、いかに正確で安心できるかを体感させる 【ペルソナ】 - 名前: 田中さん - 状況: 週末に家族でEVドライブ。目的地は120km先の温泉旅館 - 課題: 車の表示は「航続距離150km」だが、高速を走ると減りが早くて不安 【デモシナリオ】 ■ セットアップ(10秒) ナレーション: "田中さんは週末、家族で120km先の温泉に行きます。車の表示は150km。でも、本当にたどり着けるか不安です。" 画面: 車のダッシュボード(航続距離150km表示) ■ Before(15秒) ナレーション: "高速道路で飛ばすと、航続距離がみるみる減っていきます。100km走った時点で、残り表示はなんと20km。ヒヤヒヤしながらSAに駆け込んだ経験、ありませんか?" 画面: 急速に減っていく航続距離のアニメーション ポイント: 「あるある」という共感を引き出す ■ Magic Moment(30秒) ナレーション: "RangeMeを開いてみましょう。田中さんの過去2週間の運転データを学習済みです。目的地を入力すると..." 画面: アプリ画面 操作: 1. アプリを開く(学習済みバッジが表示) 2. 目的地「〇〇温泉」を入力 3. 結果表示:「あなたの運転スタイルなら、到着時バッテリー残量 28%」 ナレーション: "田中さんの『高速で少し飛ばす』スタイルを考慮して、28%で到着と予測。さらに..." 操作: 4. 「エコモードなら35%」「急いでると22%」の選択肢も表示 ポイント: 「自分専用」の予測が出る瞬間が Magic Moment ■ After(15秒) ナレーション: "実際に走ってみると...到着時のバッテリーは27%。誤差わずか1%。もう『たどり着けるかな』とヒヤヒヤする必要はありません。" 画面: 到着後の画面(予測28% → 実績27%) ポイント: 予測精度の高さを数字で証明 ■ Wow(15秒) ナレーション: "ちなみに、途中で渋滞や雨に遭っても大丈夫。リアルタイムで予測が更新されます。" 画面: 「渋滞検知。予測を32%に更新しました」の通知 ポイント: 静的な予測ではなく、動的に更新されることで信頼感アップ 【フォールバックプラン】 - APIが遅い → 事前に録画したデモ動画を用意 - アプリがクラッシュ → スクリーンショットのスライドでフロー説明 - ネットワーク不安定 → ローカルモックデータで動作 【必要な準備】 - [ ] デモ用アカウントに2週間分の学習データを投入 - [ ] 目的地「〇〇温泉」を事前登録 - [ ] バックアップ用の録画を準備 - [ ] オフラインモードの動作確認 ``` ## デモのコツ ### やるべきこと - **リハーサルを3回以上** - 操作に迷わない - **画面を大きく見せる** - 文字サイズ、ズーム設定 - **ゆっくり操作する** - 聴衆がついてこれる速度 - **沈黙を恐れない** - 画面が動いている間は待つ ### 避けるべきこと - 「ここをクリックして、次にここをクリックして...」 - 操作説明に終始しない - 「本当はもっと機能があるんですが...」 - 見せないものの言い訳をしない - 「ちょっと待ってください...」 - ローディング中の沈黙 - 「あれ、動かない...」 - トラブル時のパニック ## デモの種類 | 種類 | 特徴 | 適した場面 | |-----|------|-----------| | ライブデモ | 実際に動かす | 信頼性をアピール | | 録画デモ | 事前収録 | 安定性重視、時間厳守 | | クリックスルー | Figma等のプロトタイプ | MVP未完成時 | | ハイブリッド | 録画+一部ライブ | リスク分散 | ## トラブル対策チェックリスト - [ ] Wi-Fi不安定 → テザリング準備 - [ ] 画面共有失敗 → HDMI直結ケーブル - [ ] アプリクラッシュ → 録画バックアップ - [ ] データ消失 → デモ用固定データ - [ ] 時間超過 → 「Wow」セクションをスキップ可能に